【留学生活・奨学金】アメリカ大学院 留学にかかる費用
大学院留学は、どれくらいの費用がかかるのだろう?
ここではそんなお悩みを解決します。
アメリカやイギリスの大学院留学には、年間1500万円近く費用がかかる
ポイント:海外大学院留学に必要な予算は、年間1000-1500万円!
キャリアアップのために海外大学院進学を考えているみなさん。
アイビーリーグ留学を経験したわたしがとにかく伝えたいのは
留学の費用確保に早めに取り組もう!
ということです。
なぜなら、海外は物価も高く、
有名大学はだいたい私立で学費も高いのです。
単純計算として、年間1500万円はかかると思ったほうがよいです。
つまり、2年プログラムの修士では3000万円くらいかかる、ということです。
どうしてこんなにかかるのか、概算してみましょう。
学費
安くても年間700万円はかかると思いましょう。
たとえばStanfordのMBAは、2021−22年度の学費を
74706ドル(約860万円)
としています。
高いですね・・・
もちろん公立大学の場合多少は安くなります。
進学を考え始めたら、
はやめに第1-3志望くらいまでは学費をみておくとよいと思います。
生活費
家賃がとにかく日本とは比べものになりません。
Studio(いわゆる一人暮らし用のアパート)でさえ、
毎月2500ドル(約29万円) くらいはかかります。
もう少し費用を浮かせることもできます。
それでも毎月20万円程度(ふたりで毎月40万円のアパートをシェアしたとして)
かかってしまうのです。
毎月25万円として、家賃だけで年間300万円くらいですね。
つまり、学費と家賃だけで年間1000万円近くかかってしまうのです。
ここに生活費や旅行の費用、教科書代、医療保険などを入れると、
あっという間に年間1500万円くらいは吹き飛んでしまいます。
ここではアメリカの例を主に記載しましたが、
イギリスも生活費についてはほぼ同じだと思います。
留学の費用は、理系と文系、修士と博士で違う
ポイント:修士はほとんどの場合自費。博士(文系)は多くの場合無料、博士(理系)は奨学金確保の必要がある場合も。
ちなみに、理系と文系、修士と博士でも、
かかる費用はだいぶ違います。
一般的に、修士課程(いわゆるマスターというやつですね)は、
ほんの一握りしか大学からの奨学金は出ません。
自費でなんとか費用を工面する必要があるのです。
一方、博士課程(PhDともいいます)は、
文系の場合は学費も生活費も出してくれることが多いです。
そのかわり、TAやRAとして大学の教育や研究に貢献する必要があります。
このあたりは何年目から行うかなど、大学によって条件が異なり、
進学にあたっての重要なポイントにもなります。
(1年目は授業もあるので、できればTAの義務がないほうがよいのです。)
理系の博士課程の場合は研究室所属になることが多いので、
かかる費用は研究室の予算にもよります。
多くの場合は外部から奨学金確保をしておいたほうが、
合格の可能性も上がり、また生活面でも楽になることが多いです。
給付型奨学金をもらって進学しよう
ポイント:大学院に受かる人は、奨学金にも受かる!面倒がらずに出せるだけ奨学金にも出願しよう!
よほど貯蓄がある方をのぞいて、
毎年1500万円近くを工面するのは難しいと思います。
よって、
留学=奨学金はほぼ必須
と思ったほうがよいです。
よくある間違いは、
大学院には数多く出願するのに、奨学金はほんの数箇所しか出さない
というパターン。
むしろ、奨学金こそ可能な限り多くに出願しておくべきです!
(多くの場合、奨学金出願には費用はかかりません。)
大学院に受かる力があれば、奨学金にも受かります。
ただし財団によって好みや得意分野があるので、
広く出願しておいたほうが安全なのです。
特に、返済義務のない給付型奨学金は、
はやめにリストアップして取り組みましょう。
早いものでは出願前の5月頃から募集が始まります。
給付型奨学金のリストや出願戦略をまとめておきました。
また、フルブライトや本庄国際など、奨学金別対策もあわせてまとめています。
参考にしてくださいね。
まとめ
今回覚えていただきたいのは、
- 大学院留学には年間1500万円くらいかかる
- プログラムや専門によっても必要な費用が変わってくる(ので、早めに調べておく)
- 給付型奨学金は必須。とにかく幅広く応募する
の3点です。留学を叶えるためのお役に立てたら嬉しいです!